歴史コース 南部編
苅田町役場
住所:福岡県京都郡苅田町富久町1丁目19-1
歴史資料館
住所:福岡県京都郡苅田町富久町1-19-1
℡:093-434-1982
営業時間:9:00~17:00
休館日 :12月29日~翌1月3日
入館料 :無料
京築地域では最も歴史のある資料館です。
旧石器時代の石器から近世期の瓦まで、各時代の町内の発掘調査によって出土した遺物を中心に606点を常設展示しています。
石塚山古墳
住所:福岡県京都郡苅田町富久町1丁目18-51
古墳時代前期約1700年前に作られたとされ、その当時においては全国でも10位以内にはいる大きさで、九州最大・最古級の定型化した前方後円墳です。この古墳からは三角縁神獣鏡が発掘されました。
当時は役場のあたりまで海だったので、海岸線のそばに造られています。
墳丘斜面に葺石が確認されていることから、石が山のように大量にあったことに由来すると考えられています。
「三角縁神獣鏡」とは縁が三角形に尖った直径22㎝の丸い銅鏡です。
中国の神話や物語に登場する神仙と天を守護する霊獣が浮き彫りにされています。
同じ鋳型で作られた鏡が京都や奈良、大分県で出土したことから大和朝廷と豊前地方との結びつきが強かったことがうかがえます!
番塚古墳
住所:福岡県京都郡苅田町大字尾倉4336-5
古墳時代中期から後期、約1500年前の前方後円墳で、当時の海岸近くに造られており、国指定史跡御所山古墳から北へ300mほど離れた場所にあります。
石室からは、銅鏡・装身具・武器・武具・馬具・工具・飾金具・土器などが出土しており、それらの豊富な遺物からは、中国大陸・朝鮮半島との交流関係をうかがうことができます。
御所山古墳
住所:苅田町大字与原
古墳時代中期、約1600年前に造られたとされ、北部九州最大の周濠・造り出しを持つ前方後円墳です。中国大陸や朝鮮半島との交流を読み取ることができるような馬具などの出土品(宮内庁所蔵)が有名です。
「造り出し」とは前方部と後円部の間にある四角いステージのことです。ここでは、家・人物・動物のかたちをした埴輪や土師器・須恵器が出土することから、儀式をおこなう場であったとされています。
塩竈神社
「製塩業で栄えた苅田町」
住所:福岡県京都郡苅田町大字与原
江戸時代の終わりから明治にかけて沢山の塩田があり、与原や白石の海岸では昔から「塩」を作っていました。
この神社は与原の製塩業の発展を祈って宮城県の塩竈神社から勧請したものです。
『gogoかんだ発掘調査団 まちの魅力~レクチャー編 レベル1』
『新 京築風土記』
『平成26年度苅田町文化財事業年報 まちの歴史1』